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2018.12.07

北陸中日新聞に Healthian-wood の記事が掲載されました。

「散居村をヒントに構想」

医薬品メーカーの前田薬品工業(富山市)が富山県立山町で建設中の健康複合施設の事業構想発表会が六日、富山市内で開かれ、設計を担当する世界的な建築家・隈研吾氏が「世界に類を見ない富山の散居村をヒントに構想した。新しいリゾートの形として発信していく」と語った。

 

施設の名称は「Healthian-wood (ヘルジアン・ウッド)」。

レストランや宿泊施設など八施設、延べ床面積の合計で約千六百平方メートルを建設し、来年五月から順次開業する。

 

隈氏は「和」をイメージしたデザインが特徴。

発表会では、南北に並んだ木造平屋建ての全施設から立山連峰が見えるように配置するほか、水田に面するレストランの外壁に稲わらを使うことなどの構想を語った。

前田大介社長が総投資額が八億~十億円規模になると明らかにした。

 

隈氏は富山市中心部の複合施設「TOYAMAキラリ」や、総合化学メーカー・小松マテーレ(石川県能美市)の展示研究施設「ファーボ」などを手掛けたことで知られる。

 

前田薬品工業は同町日中上野の農地など約四万平方メートルを取得。

うち二万平方メートルにアロマ工房とレストラン、屋根付き集会所の三施設を建設し、来年五月ごろに開業。

残りの敷地に宿泊施設四棟とエステサロン一棟を建設し、二〇二〇年秋ごろ開業予定。