ニュース詳細
2016.12.01
北日本放送(KNB news every)で当社の取組みが放映されました。
2016/11/28 北日本放送放映内容
高校生と企業が共同で化粧品開発
富山市の医薬品製造会社と滑川高校の生徒たちがことし、化粧水などを共同で開発するプロジェクトを進めています。
来年春の製品化を目指して先月、試作品が完成し、生徒たちは自分の肌で試しました。
取り組みの様子をお伝えします。
高校生と共同開発しているのは富山市の前田薬品工業です。
これまではり薬や塗り薬などを作ってきましたが、今年から化粧品の開発に乗り出しました。
ターゲットにしているのは若い女性。そのために高校生の意見を取り入れようと、ことし5月、薬業科がある滑川高校に共同開発を提案しました。
この提案を受けて、生徒たちはプロジェクトチームを作りました。
化粧品の店頭販売までを体験する予定です。
メンバーは、1年生と2年生の7人です。
大坪優奈リーダー「高校生にも使いやすい化粧品を作りたい」
製品化を目指しているのは化粧水とリップクリームです。
先月行われた3回目の打ち合わせでは、化粧水の試作品が2本用意され、生徒たちは実際に自分の肌に付けてみました。
2つの試作品の違いは、アルコールが含まれているか、いないか。
アルコールが含まれている方が、付け心地がさらっとしています。
一方、含まれていない方は、肌にしっとりとなじむ感覚があります。
「めっちゃさらさらする、これ好き」
「2種類あって、違う付け心地で、それぞれもうちょっとべたべたするかなと、つけた後にべたべたして嫌な感じが残るかなと思ったけど、なじんだ」
メンバーはこの日のために滑川高校の全校生徒にどんな化粧水が好みかをアンケートしました。
その結果ももとに、試作品を試します。
「どんどん(自分たちの思うものに)近づいとるなという感じでした」
またこの日は中身だけではなく、化粧水を入れる容器はどんなものが良いかについても話し合いました。
「化粧水に合わせる容器、美容液に合わせる容器、クリームに合わせる容器、用途によって全部違う」
高校生ならではの意見を出し合う生徒たち。
この日の結果ももとに、製品化する化粧水を候補の中から1つ決めて、来年春の製品化を目指します。