前田薬品工業株式会社

「富山は先進的」と評価

牧原厚労副大臣　働き方改革状況視察

牧原秀樹厚生労働副大臣=写真=が19日、地方での働き方改革の取り組みを把握するため、県内企業を視察し、県庁で石井隆一知事と懇談した。牧原副大臣は「富山県で先進的な取り組みがいろんな所で進んでいる」と評価した。

牧原副大臣は、石井知事から全国上位の女性就業率や女性の平均勤続年数など女性が活躍する富山の現状をはじめ、今年度から県条例で一般事業主行動計画の策定義務の対象企業を従業員30人以上に拡大して仕事と子育てを支援する施策や、煌(きら)めく女性リーダー塾やイクボス企業同盟とやまなど、女性の活躍を後押しする取り組みなどの説明を受けた。

牧原副大臣は「働き方改革はカルチャーを変えないといけない。県トップの知事のリーダーシップが先進的な取り組みを進めている最大の要因だ」と述べた。

牧原副大臣は、仕事と子育て支援に取り組む「くるみん」認定の前田薬品工業（富山市）や、女性が働きやすい職場づくりを進める「えるぼし」認定のケーブルテレビ富山（同）を視察し、社員らと意見交換した。

奈尾基弘政策統括官付労働政策担当参事官、西海国浩秘書官、山崎英生富山労働局長らが同行した。20日には「くるみん」認定のハリタ金属（高岡市）を視察する。