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2020.03.13

北日本新聞に当社の記事が掲載されました。

<人手確保待遇改善>

県内医薬品メーカーで従業員の待遇を改善する動きが加速している。製造現場で1時間単位の有休取得を可能にする検討を始めた企業や、待遇を維持したまま定年を60歳から65歳に延長した社もある。労働環境を改善して人手確保につなげる狙いがある。富山小林製薬(富山市中大久保・大沢野、永野淳社長)は生産ラインを含む社員約300人を対象に、1時間単位で有給休暇を取得できる制度の導入に向けた検討を始めた。これまでは午前か午後に半休を取れる制度があったが、従業員から「役所や銀行に行く短時間の用事でも半休になってしまう」と改善を求める声が上がっていたため。新たな制度は来年1月からのスタートを目標とする。時間単位の有給取得は年間40時間を上限に検討を進めている。小まめに有給を取れるようにして戦力ダウンを最小限に抑える。このほか、現行で年間116日の休日数について、5年以内をめどに120日に引き上げる方針。永野社長は「社員の柔軟な働き方を後押ししたい」と話した。

前田薬品工業(同市向新庄町、前田大介社長)は、4月から定年を60歳から65歳に延長する。昇給やボーナスの評価を継続して定年を機に待遇を低下させないことで仕事へのモチベーション維持を図る。また、立山町日中上野で整備中の美容と健康のリゾート「ヘルジアンウッド」の運営などを担うグループ企業に限定した社員の副業を6月から試行する。前田薬品社員の知識やスキル向上、収入増に役立てるのが狙いで、多様な働き方を支援する制度をアピールし、人材獲得につなげたい考えだ。

 

(2020年3月13日北日本新聞より引用)